製薬とは

コロナ、インフル、いろいろ騒がれる時代。何かに罹って高熱が出ても、病原体を駆逐できる薬はない。風邪を治す薬を発明したらノーベル賞、と言われながら誰も実現できないで来た。そもそも製薬(化学合成薬)とは何なのか。歴史を調べてみると、人類が積み重ねてきた薬草や漢方薬の世界とは違ってまだ100年程と日が浅い。世界初の製薬アスピリン(鎮痛剤)、世界初の化学療法剤サルバルサン(梅毒薬)などから始まり、以降、抗生物質など様々な製薬が生まれてきた。化学合成薬の世界は日々進化を続けているが、症状を和らげる「対症療法」の役割が多く、副作用を含めた影響も考慮すれば身体に入れないに越したことはない。 

人類が如何に技術を進展させても、一番大切なのは、積み重ねてきた暮らしの知恵、免疫力を高める食生活や暮らし方。そしていざ何かに罹った時も、化学療法を避け、一般療法で自己免疫力を最大限に発揮させること。実はこれが次世代に繋ぐべき最先端の考え方なのではないか、と夙に思う。 

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