おだやかな革命
天寧寺倉庫シネマで「おだやかな革命」という映画を上映した。311直後に福島県会津地方に「会津電力」を立ち上げた大和川酒造の佐藤彌右衛門さんも出演。放射能汚染で従来の地域資源を失った飯館村は彌右衛門さんの後押しで太陽光発電と農業の両立に挑戦している。秋田県・にかほ市は、風車「夢風」の風力発電を通して都市部に搾取されない豊かな地域作りを模索。岐阜県の小さな集落、石徹白では若い移住者夫婦の小水力発電が地域事業に発展。新たな仕事、増える移住者、地域の伝統文化も再生し始めている。岡山県西粟倉村では地域の森の再生と薪ボイラー式で温泉施設を再生し、循環型経済の活性が生まれている。日本のローカルのあちこちで始まっているおだやかな革命。国家の経済成長システム=大企業を中心とした地方資源搾取の世界。それが壊れて40年。本当の豊かさとは何か、に人々は気付き始め、それぞれの地域資源を活かし互譲互助の暮らし、ささやかな幸福の実現に取り組んでいる。是非観るべき映画の一本です。