洗脳
【洗脳】
辞書には、従来の思想・信念などを洗い流し、新しいそれを植えつけること。
思想改造を意味する中国語が元。程度の差、手法の巧拙はあれ、教育は全て洗脳である、とある。
311、新型コロナなど日々の暮らしに脅威が生まれると、人は現状と未来に不安を感じる。そんな時に宗教、思想の情報が盛り上がる。苦しい時の神頼みはいつの時代も変わらないのか、不安を解消したい心理ですがれる何かを模索する。長い歴史に裏付けられた普遍性の高い従来宗教は向き合い方を解釈で導くが、SNSの普及は新興宗教や〇〇の法則などその社会情勢を反映した思想で拡散速度を速める。
心配なのは、思想が偏り過ぎ、排他的になって暮らしのバランスを失うこと。
信じる者は救われる。は、信じた内側にいる間の認識であって、離れて外側から客観視すれば救いがなかったことに気付く。幸せの根源は、家族、友人、社会とバランスの良い関係性を築くこと。生きるのが難しい時代だからこそ、そこを大切にしたい。