代表挨拶
創業以来の社是「三方よし」を繋ぐ
創業以来の社是「三方よし」を大切にしています。売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手が心の底から満足し、さらに商いを通じて地域社会の発展や福利の増進に貢献しなければならない。これは会津の産業発展の祖である蒲生氏郷公の生まれ故郷、近江の日野商人の理念です。半世紀に亘って商いの先人たちが繋ぎ続けてきた理念は普遍的なもの。昨今の市場を含めた社会環境は、ITの進化を背景に、過去100年の速度とは比較にならない速度で変化し続け、また予期せぬ社会不安要素も溢れていますが、どんな状況であれ、普遍的な理念を実践し続けることにこそ、企業がそこに存在する意義を未来に繋げられるものだと思っています。
変化し続けてこそ不易が生まれる
社是に並んで大切にしたい理念が「不易流行」です。江戸時代の俳諧の巨人・松尾芭蕉が1869年の冬頃から説き始めたと言われる俳句の理念。「不易」は時代の新古を超越して不変なるもの、「流行」はそのときどきに応じて変化してゆくもの、を意味しますが、両社は対立するものではなく、同一であるという考え方。新しみを求めて変化を重ねてゆく流行性こそが、不易を生み出す源泉である、という意味が本質です。弊社が会津で事業として関わらせて頂いている伝統的な産業や文化。これらを未来に繋ぐための理念の根幹が、この言葉に集約されていると思っています。
企業や人の「成長」を見つめ直す
1960年代から追い求め続けられてきた経済的指標を物差しにした「成長」は、人口減少を含めた様々な環境の中で厳しい時代に突入しています。しかし、そもそも「成長」とは何か、経済とは異なる物差しで「成長」の度合いを計る考え方が論じられ始めています。企業や人の「成長の本質」とは何か、関美工堂という小さな会社の経営を通して問い続けたいと思います。
弊社と様々な形で関わって下さっている皆様、またこれからご縁を頂ける皆様、弊社と皆様のこれからの「新たな成長」に互譲互助の精神でお付き合い頂けたらと願います。
会社概要
商号 | 株式会社関美工堂 |
本社所在地 | 〒965-0805 福島県会津若松市天寧寺町7-38 |
創業 | 1946年7月 |
設立 | 1961年5月(株式会社化) |
資本金 | 2,000万円 |
代表者名 | 関 昌邦 |
従業員数 | 12名 |
事業内容 | 1.会津塗の製造・販売 2.徽章、表彰記念品の企画 設計、製造、販売、賃貸 3.空間のデザイン、企画、設計 制作、施工 4.グラフィック・プロダクト等のデザイン 各種広告物の企画、制作、印刷、販売 5.インテリア、ファッション雑貨 日用品の企画、製造、販売 6.酒類の販売 7.飲食店の経営 8.不動産の賃貸、管理、売買及び仲介 9.前各項目に附帯する一切の業務 |
沿 革
1946年 | 関勇記 西栄町で創業 (三越本店からの箸箱100個が初受注品) |
1948年 | 「表彰楯」の誕生 (「楯」は弊社から生まれた表彰記念品です。以前はカップ・メダルしかありませんでした。) |
1959年 | 福島営業所開設 |
1968年 | 天寧寺町に新本社新築移転 西栄町を店舗として改装 |
1971年 | 直営木工場・会津美術木工を設立 |
1976年 | 創立30周年、郡山に関ビル新築。 郡山店を開設。 栄町店を新築 |
1977年 | 会津美術木工を城戸木工として譲渡 |
1982年 | 関篤志 代表、関勇記 会長 就任 |
1991年 | 郡山 関ビル移築 |
2001年 | 栄町店を新築 |
2005年 | 会津漆器ブランド「BITOWA」誕生 |
2007年 | 関昌邦 代表 就任 |
2010年 | 会津漆器ブランド「NODATE」誕生 |
2015年 | 会津漆器ブランド「urushiol」誕生 |
2016年 | 郡山 関ビル売却 |
2017年 | 本社移転(天寧寺→西栄町) |
2022年 | 本社移転(西栄町→天寧寺町) 「ヒューマンハブ天寧寺倉庫」誕生 |
Media Topics
- 事業構想projectdesign online 2020年3月号
伝統工芸のイノベーター 伝統の会津漆器で新ブランド アウトドア、音楽フェスで市場開拓 - https://www.projectdesign.jp/202003/innovator-of-traditional-craft/007523.php
- ふくしまチャレンジはじめっぺ
〜”和ウトドア”!? 宇宙畑出身の異色の経営者が会津塗から旋風を起こす!〜
https://www.okamura.co.jp/magazine/wave/archive/1612sekiB_3.html - WAVE+
宇宙産業から伝統産業の世界へUターン
https://www.okamura.co.jp/magazine/wave/archive/1612sekiA.html - 福島民友
【第9回ふくしま産業賞 特別賞】関美工堂(会津若松) 伝統つなぐ交流空間
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20240107113588 - FUTURE IS NOW
第3回| 関美工堂の関昌邦さん、漆工芸を次世代に繋ぐ場をつくったのはなぜですか?
https://fin.miraiteiban.jp/miraikougei03/ - 日本工芸週間
インタビュー 工芸を動かす人 File#005 関美工堂 関 昌邦
https://takagamine.jp/topics/712 - ごっつぉLIFE
会津漆器のバトンを次世代に繋ぐ。「ヒューマンハブ天寧寺倉庫」に込められた想い。
https://gozzo-line.com/aizu/4498/